バセドウ眼症から自分を取り戻すまで

バセドウ眼症に自分の顔を奪われた私が、昔の自分を取り戻すまでの長い道のり

術後11日目【手術前後の比較画像有】

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今朝も寝起きで右目が痛い。

でも、昨日までのチクンとした痛みではなく、目を動かしたときの目の奥の鈍痛が復活した感じ。

見え方は変わらず、右側を目だけで見た時に複視が出るが、正面を見ている分には大丈夫。

最近は遠くは見やすいが、近くが見えにくい。

スマホは少し離して見ないとぼやけてしまう。

まだ、左右の視力差が治らないせいだと思う。

 

でも術後、目が引っ込んだことで色々な良い変化があった。

一番は、ドライアイが良くなったこと。

以前は寝ている時に目が閉じずに乾燥し、寝起きに目を開けた時に角膜がガッツリ傷ついてしまうことが多かった。

傷防止に、寝る前と寝起きに必ず目薬をさしていた。

特に寝起きは目を開ける前に目薬で目を潤してからじゃないと怖くて目が開けられなかった。

 

今はそんな恐怖も全く感じないほど、目が渇かない。

寝る前はもちろん、寝起きも目薬をささずに起きられるようになった。

普段の生活でも1時間おきに目薬をささないと目がショボショボになっていたが、今は目薬いらずの生活に。

本当に快適!!!

 

さらに術後は、目の奥の圧迫感がなくなった。

術後間もないので、多少の痛みや違和感は残っているが、あの圧迫感を感じなくなった。
何とも言えない痛みというか、常に目をグーっと押されているような嫌な圧迫感。

眼精疲労かな?と思っていたが、あれは眼症の症状だったんだと今になって分かった。

 

ちなみに術後、目以外の部分で変化があったところがある。

それは、「鼻」。

思えば眼症がひどくなってから、鼻の通りが悪くなっていた。

眼症のせいではなく、アレルギーとか鼻炎かな?と思っていたけど…。

鼻が詰まっていて鼻呼吸ができず、寝る時などはずっと口呼吸だった。

朝起きたら口がカパカパ。

喉が渇いて死にそうだった。

 

それがなぜか、眼窩減圧術後から、びっくりするほど鼻の通りが良くなった。

スースーと鼻呼吸できる。

めちゃくちゃ謎だけど、明らかに手術直後から良くなった。

目と鼻は繋がっているから、きっと目が出ていることで何か鼻に悪影響があったのかもしれない。

目が引っ込んだ上に鼻呼吸もできるよにうになるなんて思わなかった。

 

まだ左右の視力差が戻らなかったり、複視が残っていたりするが、それ以上に良かったと感じることが多い。

 

術後10日程度でほぼ普通の生活ができるくらい、体へ負担が少ない手術で目が元に戻ると思わなかった。

本当に感謝しかない。

 

私は幸運なことにギリギリのタイミングで保険適用で手術を受けることができたが、現在はとても理不尽な理由で、この手術は保険適用外となってしまっている。

 

オキュロフェイシャルクリニック東京やかしま眼科形成外科クリニックで行っているような、少しでも体の負担をなくし患者さんを第一に考えた医療が誰でも保険適用で受けられる世の中になることを願って、私にできることがあれば協力していきたいと思う。

 

 

術後11日目の画像はこちら。

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朝撮ったのでちょっと腫れぼったい気もする。

目の下のあざはかなり目立たなくなった。

黄色い部分はほぼ消えて、しぶとく残っていた部分も薄くなった。

目の周りの感覚は相変わらず戻らない。

頬骨の痛みもまだある。

目をギュッとつぶったときに、ちょっと突っ張る感じもする。

 

 

ちなみに、術前・術後の比較はこんな感じ。

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術後の経過は見ていたけど、術前とちゃんと比較していなかった。

こうやって比べてみると全然違う!!!

こんな目だったのか…私。と改めてショックを受けた。

目が出ているはずなのに、目が大きく見えない不思議。

術後の方が目が大きく感じる。

目が出ているからといって大きく見えるわけじゃないんだなーと実感。

もうこんな目には戻りたくない!!!